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スポーツデーを終えて

東亜大学スポーツデー そもそも事の始まりは山口県大学・短大・高専学生部長連絡協議会。そこで意見を交換し合うなかでアイデアが浮かんできたのである。これまで東亜大学の体育祭は、大学祭の最終日に設定され、内容もソフトボールのみだった。それも全国一位の実績を誇る硬式野球部、軟式野球部を始め準硬式野球部、ソフトボール部といった強豪がひしめく、文字どおり全国レベルの球技大会なのである。それはそれでおもしろいのだが、もっとみんなが参加できるスポーツ大会があってもいいのではないか、多彩な種目にいろいろなレベルの人が楽しむことを目的にしつつ参加することをつうじて交流を深め合う場があってもいいのではないか、ことにスポーツで名を挙げている東亜大学であれば、そしてどこの大学でもやっていることであればそれはできるし、やるべきではないか。

東亜大学スポーツデー しかしスポーツ大会を企画、運営するスタッフがその気にならなければ成り立ちえない。おりしも東亜大学では昨年から学生組織Toua Students Conferenceが発足した。学生主体の大きな大学行事としては大学祭があるが、これは大学祭実行委員会が中心になって行っており、TSCが企画、運営するような大きな大学行事は特にない。そこで打診してみた。「やってみないか」。早速TSCの会長石井(医療工2年)は執行委員に相談。「やってみたいです。ですが大学の主催ということでお願いします。」大枠は決まった。こうして平成19年6月9日(土)第1回スポーツデーが大学行事として学年歴に設定された。大会要綱が策定され、その大会趣旨にはスポーツを楽しむこと、交流、学生組織による主体的な企画・運営などが盛りこまれた。主催は東亜大学学生部、スポーツ科学センター、後援は総合型地域スポーツクラブ「コミュニティクラブ東亜(cct)」。原則として学生の全員参加。教職員および地域住民の参加、その参加の形態はスポーツを「行う」「支える」のいずれも可ということが謳われた。
 新年度が始まり、TSCの代議員(クラス代表)と同時にスポーツデー実行委員を各クラスから選出し、第1回スポーツデー実行委員会が開催された。実行委員長はTSC会長の石井。その場で企画、庶務、広報への実行委員の割り当てが決まった。ただちにタイムスケジュールが組まれ、その後企画責任者重石(総合4年)、庶務責任者田邊(総合3年)、広報責任者吉村(デザイン3年)を中心に活発な活動が開始される。
 まず企画班が晴天時の運動会種目、雨天時の球技大会種目の画定と大まかなルールづくりを行い、広報班はそれに基づいてエントリーシートを作成。吉村による「アツイ」ポスターも大学の掲示板に登場。エントリー種目募集時点で競技参加者は400名を越え、当日スタッフも100名近くに及んでいた。「これは大きな大会になるぞ。」
 企画班はルールをさらに細かく規定し、広報班はそれをもとにルールブックを作成。立派なものができた。庶務班による備品の準備、模擬店の募集も地域の方々や教員の協力により順調に進んだ。前日および当日のマニュアルも策定され、広報班によって詳細なマニュアルブックも作成された。
 競技参加者の赤白青黄への振り分けと公表も終わり、後は晴天時メニューにするか、雨天時メニューにするかの決定を行うばかりとなった。前日の午前10時に降水確率40%以上と光化学スモッグ注意報が基準だった。降水確率40%、しかも雷雨の可能性あり。やむなく雨天時モードに決定。ただちにホームページと掲示板にて公表。
 当日は朝8時30分より受付開始。受付で出席確認と色別テープを配布したが大混雑で開会式が大幅に遅れてしまった。学長による挨拶の後、ただちにドッヂボールが始まった。生き生きとプレーを楽しむ者、拍手で応援する者。スポーツはただやるだけでこんなに人を生き生きとさせるものなのかと、改めてスポーツの力というものを実感した。模擬店チームも生き生きとしていた。きっと売り上げで楽しいひとときを過ごしたに違いない。(上原先生ご苦労様。)
 午後はエントリー種目。バスケット、バレーボール、バドミントンは各クラブに、卓球とスナッグゴルフはcctに運営と指導をお願いした。正確な人数は把握していないが、バレーは50人以上、バスケットも30人以上、バドミントンは50名以上の学生参加があったのではないか。卓球では事務職員や教員の参加も多数あったと聞く。きっと参加者はスポーツをすることの楽しさと意義を改めて確認したに違いない。各クラブ、cctの方には心から感謝したい。

ドッヂボールやバドミントン等に参加した学生
東亜大学スポーツデー 東亜大学スポーツデー

 スポーツデーを通し、まず何といってもスポーツの人間に及ぼす力の大きさに打たれた。スポーツは楽しい。人を生き生きとさせる。スポーツが人を惹きつける分だけ人と人が結びついていく。この大会は今後も発展してほしいし、そうすべきだ。
 それからTSCのメンバーを始め実行委員、スタッフの諸君は本当によくやったと思う。無理解に基づく批判や無関心に随分苦しんだはずだ。他人と一緒に仕事をする難しさを味わったはずだ。そんななかで協力し合いながら立派に仕事をやり遂げた。この経験によって彼らは自分では気づいていないであろうが、間違いなく格段に大きく成長している。全てが終わるまでは誉めない、と決めていたが、今ならはっきりと「よくやった」と言える。本当にご苦労様でした。
スポーツデーは成功したといってよい。しかし問題点もある。それはまた新たな可能性につながる。来年のスポーツデーが今から楽しみだ。

スポーツデー大会会長(学生部長) 佐野 之人

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